侍エンジニアの評判は?AI系コースの料金と「最大70%OFF」の条件を公式情報で確認した
公開日: 2026/9/19 / 更新日: 2026/9/19
miya|ソフトウェアエンジニア。生成AIを業務で使っています。料金・契約条件は公式サイトで確認して書いています。
「侍エンジニア 評判」で検索すると、「給付金で最大70%OFF」という一行をどの記事も書いています。ただ、その70%がいつ・どういう条件で・誰の口座に戻ってくるのかまで書いている記事はほとんどありません。
受講料は生成AI系で20万円台から、AI・転職系だと70万円台です。割引の前提が崩れると負担額が3倍変わる話なので、ここを曖昧にしたまま契約するのは危険です。この記事では、公式の料金ページ・給付金ページ・特定商取引法に基づく表記・サービス利用約款・受講生向けFAQを2026年9月19日に確認して整理しました。
結論:詐欺ではない。争点は「最大70%OFF」がいつ・誰に戻るか
「在職中で、雇用主を変える転職をするつもりがある」人だけが70%を計算に入れていい制度です。転職予定がないなら、割引は50%までで見積もってください。それでも高いと感じるなら、このスクールは条件に合いません。
基本情報
- サービス名
- SAMURAI ENGINEER(侍エンジニア)
- 運営会社
- 株式会社SAMURAI(2015年3月19日設立・資本金1億1,100万円)
- 代表者
- 代表取締役社長 羽田 吾立
- 所在地
- 東京都港区虎ノ門一丁目3番1号 東京虎ノ門グローバルスクエア17階
- 従業員数
- 137名(2025年12月時点・公式表記)
- 形式
- オンライン完結。現役エンジニアによる専属マンツーマンレッスン(原則1週あたり1回60分)
- 入学金
- 99,000円(税込)。以下の料金はすべて入学金込みの総額
- サポート
- 24時間使えるQ&A掲示板、学習コーチ、LMS(教材150種類以上・公式表記)
レッスンが週1回60分であることは、紹介ページではなくサービス利用約款の第1条に書かれています。「毎日教えてもらえる」わけではないので、ここは先に知っておいたほうがいいところです。
AI・生成AI系コースの料金
公式の料金ページに載っている税込総額(入学金+受講料)と、給付金をフルに受け取れた場合の実質負担です。
| 総額(税込) | 給付制度 | 最大支給額 | 実質負担 | |
|---|---|---|---|---|
| 生成AI基礎実践 4週間 | 198,000円 | リスキリング | 126,000円 | 72,000円 |
| 業務改善AI活用 8週間 | 231,000円 | 対象外 | — | 231,000円 |
| 業務改善AI活用 12週間 | 312,000円 | リスキリング | 198,545円 | 113,455円 |
| Claude Code 8週間 | 449,000円 | リスキリング | 285,727円 | 163,273円 |
| 生成AI業務自動化 16週間 | 498,000円 | リスキリング | 316,909円 | 181,091円 |
| AIアプリ 16週間 | 728,000円 | リスキリング | 463,273円 | 264,727円 |
| AIデータサイエンス 16週間 | 728,000円 | 専門実践 | 582,400円 | 145,600円 |
注目してほしいのは最後の2行です。総額が同じ728,000円なのに、実質負担は264,727円と145,600円で約12万円違います。使える制度が違うからです。ここを混同したまま「AI系は最大80%OFF」と読むと、金額が合わなくなります。
「侍エンジニアは60万〜90万円で高い」と書かれがちですが、それは転職コースやAI系の話です。生成AI基礎実践なら4週間で198,000円。むしろ選択肢が広すぎて、どれが自分向けか分からなくなるタイプのスクールです。
給付金は3種類ある。生成AI系に効くのはどれか
ここが最大の落とし穴です。侍エンジニアが案内している給付制度は3つあり、それぞれ管轄も率も条件も違います。
| リスキリング事業 | 専門実践教育訓練 | 一般教育訓練 | |
|---|---|---|---|
| 管轄 | 経済産業省 | 厚生労働省 | 厚生労働省 |
| 支給率 | 受講料(税抜)の最大70% | 受講料(税込)の最大80% | 受講料の20% |
| 上限 | 56万円(40万+16万) | 64万円 | 10万円 |
| 生成AI系コース | 対象 | 対象外 | 対象外 |
| 対象コース例 | 生成AI実践/生成AI業務自動化/ClaudeCode/業務改善AI活用12週/AIアプリ/副業スタート ほか | AIデータサイエンス/Webエンジニア実践/クラウドエンジニア実践 ほか | LPIC資格対策/Java資格対策のみ |
| 申請の期限 | 受講前のキャリア相談が要件 | 受講開始日の2週間前まで | 修了日の翌日から1ヶ月以内 |
一般教育訓練給付金(20%・上限10万円)について、公式FAQは対象コースを**「LPIC資格対策コース」「Java資格対策コース」**と明記しています。生成AI系コースは入っていません。「侍エンジニアは厚労省の給付金対象だからAIも安くなる」という書き方を見かけたら、それは制度を取り違えています。
「最大70%OFF」の落とし穴
生成AI系コースに効くリスキリング事業の中身を、公式の記載どおりに分解します。
割引されて請求されるのではありません。728,000円のコースなら728,000円を払う(または分割ローンを組む)ところから始まります。
要件は、レッスンの受講、コース毎の修了要件課題の合格、修了認定報告フォームと卒業報告フォームの提出、そして指定期間内の面談2回(1回目のキャリア相談は原則契約前、2回目の転職支援相談は契約後)。課題に合格できなければ50%分も出ません。
転職決定時のアンケート提出 → 入社半年後の在籍確認 → 入社1年後に12か月目の給与明細を提出 → 支給確定の連絡 → その翌月末に振込、という流れです。
本登録時に在職者(雇用契約がある人)であること、かつ雇用主の変更を伴う転職をしていること。正社員・契約・派遣・パート・アルバイトは幅広く対象とされています。
つまり20%分が手元に届くのは、入社から約13ヶ月後。コース修了までの期間を足せば、申し込みから1年半〜2年先の話になります。しかも公式FAQには、2027年4月30日までに転職先へ入社する必要がある(確認日時点の記載)と期限が示されています。
では、修了はしたが転職しなかった場合はどうなるか。50%だけを受け取った実質負担を計算しました。
| 総額(税込) | 70%全部 | 50%のみ | 差額 | |
|---|---|---|---|---|
| 生成AI基礎実践 4週間 | 198,000円 | 72,000円 | 108,000円 | 36,000円 |
| Claude Code 8週間 | 449,000円 | 163,273円 | 244,909円 | 81,636円 |
| 生成AI業務自動化 16週間 | 498,000円 | 181,091円 | 271,636円 | 90,545円 |
| AIアプリ 16週間 | 728,000円 | 264,727円 | 397,091円 | 132,364円 |
AIアプリコースなら、転職するかしないかで13万円強変わります。「実質264,727円」を見て申し込み、転職しなければ実際は397,091円。この差を許容できるかどうかが判断基準です。
オンライン(Google Meet)で実施。当日の流れは公式に「ヒアリング10分・IT業界の現状20分・学習プラン提案20分・質問10分」と案内されています。契約条件:8日間の全額返金保証と、その後の解約手数料
金額が大きいぶん、抜けるときのコストは事前に把握しておくべきです。サービス利用約款(2026年4月7日〜適用)の第9条に、金額まで書かれています。
「特定商取引法の定めにかかわらず」8日以内なら解約を申し出られ、支払い済みの金銭は全額返金。返金は解約の意思表示が到達した日から最大21日以内とされています。法定のクーリング・オフではなく、同社が独自に用意した制度という位置づけです。
この段階でやめるのが、金銭的には最も傷が浅い選択です。
入学金は全額、加えて(報酬総額−入学金)÷総レッスン回数×受講済み回数。さらに解約手数料として、5万円か未提供分の20%のいずれか低い額。
中途解約で実際いくら戻るのかを計算してみる
Claude Codeコース8週間プラン(449,000円・レッスン8回とする)を、3回受けた時点で解約した場合。
受講済み分=99,000円+(449,000円−99,000円)÷8×3=230,250円。未提供分は218,750円で、その20%は43,750円。5万円より低いのでこちらが解約手数料になります。合計274,000円が返らず、戻るのは175,000円。
8回中3回、日程でいえば4分の1ほど進んだ時点で、払った449,000円のうち約61%は戻らない計算です。総レッスン回数は契約するコースとオプションで決まるので、実際の回数は契約書で確認してください。
「やめとけ」と言われる3つの理由
1. 総額が見えにくい
料金ページの数字は「給付金利用時の実質」が大きく表示されます。実際に払う額は総額のほうで、給付金は後から戻る後払いです。最初に動く現金は総額のままという点を読み飛ばすと、印象と支払いがずれます。
2. レッスンが週1回しかない
約款上、レッスンは原則1週あたり1回60分。これを「少ない」と感じる人は一定数います。ただしQ&A掲示板とチャットでの質問は別枠なので、週1回のレッスンで方向修正し、あいだは自分で手を動かすという設計だと理解すれば噛み合います。逆に、毎日伴走してほしい人には合いません。
3. 分割払いの手数料が重い
公式の分割シミュレーションは、AIアプリコースをはじめ多くのコースで提携学資ローン(セディナ)48回払いを前提にしており、**月利0.40%・顧客手数料19.20%**と明記されています。728,000円を分割すると月18,079円からですが、48回で見れば手数料は小さくありません。ClaudeCodeコースなど一部のコースは、クレジットカード24回払いでの試算です。給付金が戻るまでの期間はローンの支払いだけが先に進みます。
「無理な勧誘をされる」という口コミについて
公式に確認できる範囲では、カウンセリングはオンライン(Google Meet)で、所要は合計60分の想定です。キャンペーンには「無料カウンセリング実施後2週間以内の入会」という適用条件が公式に書かれているので、期限を意識させる導線は確かにあります。とはいえ契約書面の到達から8日間は全額返金保証があるので、その場で即決を迫られても持ち帰って問題ありません。
向いている人・向いていない人
| 向いている | 向いていない |
|---|---|
| 在職中で、転職も視野に入れている | 今の会社に残る前提で学びたい |
| 総額を一括または分割で用意できる | 割引後の金額しか払えない |
| 何を学ぶべきか自分では決められない | 学ぶ対象が既に決まっている |
| 週1回の面談で軌道修正できれば進める | 毎日の伴走がないと続かない |
| 課題の合格まで走り切る自信がある | 途中でやめる可能性がそれなりにある |
右側に2つ以上当てはまるなら、月額制のスクールで試してから考えたほうが損失は小さく済みます。
DMM 生成AI CAMP・SHIFT AI との比較
料金体系がそもそも違うので、「どれが安いか」ではなく「お金がどう動くか」で並べます。
| 侍エンジニア | DMM 生成AI CAMP | SHIFT AI | |
|---|---|---|---|
| 料金体系 | コース一括(入学金99,000円) | 月額16,280円 | 月払い21,780円/年払い217,800円 |
| 最初に払う額 | 198,000〜728,000円 | 16,280円 | 21,780円〜 |
| 指導形式 | 専属マンツーマン(週1回60分) | 動画学習+サポート | 動画+コミュニティ |
| 給付金 | リスキリング事業ほか対象 | 個人向けは対象外 | 公式に記載を確認できず |
| やめるコスト | 受講済み分+解約手数料 | 月額プランは翌月から | 中途解約手数料あり |
| 返金保証 | 書面到達から8日間・全額 | 公式に記載を確認できず | 年払い・生涯は8日以内 |
侍エンジニアは入口が重く、代わりに人がつく。DMMは入口が軽く、続けるかどうかを毎月判断できる。SHIFT AIはその中間で、契約は1年単位です。給付金が使えるのは3つのうち侍エンジニアだけですが、それは同時に「一括で先に払う」とセットになっています。
無料カウンセリングで聞くべき5つの質問
- 自分が受けたいコース・プランは、3つの給付制度のどれが対象か(対象外のプランもあります)
- 50%分の支給要件になっている「修了要件課題」は具体的に何で、どれくらいの人が合格しているか
- 20%分について、転職先の紹介はどこまで保証されるのか。2027年4月30日までの入社という期限は自分の場合に間に合うか
- 契約するプランの総レッスン回数は何回か(中途解約時の返金額がこれで決まります)
- 分割払いにした場合、48回払いの総支払額は最終的にいくらになるか
3つ目と4つ目が重要です。前者は70%を計算に入れてよいかの判定、後者は合わなかったときの損失額の判定になります。
よくある質問
- 侍エンジニアは詐欺ですか?
いいえ。運営会社・代表者・所在地・コース別の税込総額・解約手数料の計算式まで公式に開示されています。ただし「最大70%OFF」は先払い・後戻しの制度なので、割引後の金額だけを見て契約しないことです。
- 生成AI系のコースでも給付金は使えますか?
使えます。ただし使えるのは経済産業省のリスキリング事業(税抜の最大70%・上限56万円)で、厚労省の一般教育訓練給付金ではありません。一般教育訓練給付金の対象は、公式FAQによるとLPIC資格対策コースとJava資格対策コースのみです。
- 転職する気がなくても給付金は受け取れますか?
修了要件を満たせば50%分(上限40万円)は受け取れます。残りの20%分(上限16万円)は、同社の紹介経由で転職し1年間継続して就業することが条件なので、転職しない場合は受け取れません。
- 給付金はいつ振り込まれますか?
50%分は修了と所定の手続きのあと。20%分は入社1年後に給与明細などを提出し、支給確定の連絡を受けた翌月末の振込と公式FAQに記載があります。入社から約13ヶ月後という計算になります。
- 入学後に合わないと感じたらやめられますか?
契約書面の到達から8日以内なら全額返金されます。それ以降は、初回レッスン前なら解約手数料15,000円。初回レッスン後は入学金と受講済み分に加え、5万円か未提供分の20%のいずれか低い額が解約手数料としてかかります。
- レッスンは週に何回ありますか?
サービス利用約款では原則1週あたり1回60分です。コースによっては週2回の集中プランもあります。レッスン以外の質問は、24時間使えるQ&A掲示板とチャットで行う設計です。
まとめ
- 運営情報も料金も解約条件も公式に開示されている。怪しいスクールではない
- 生成AI系は4週間198,000円から。AI・転職系は728,000円台まで(すべて税込・入学金込み)
- 「最大70%OFF」は経産省リスキリング事業。先に満額を払い、50%は修了後、20%は転職1年後
- 転職しないなら実質負担は50%引きまで。AIアプリ16週なら264,727円ではなく397,091円
- 厚労省の一般教育訓練給付金(20%)の対象はLPIC・Javaの資格コースのみ
- 8日間の全額返金保証あり。それ以降は受講済み分+解約手数料(5万円か未提供分の20%の低いほう)
在職中で、転職まで見据えていて、総額を先に用意できる人。この3つが揃うなら、マンツーマンと給付金の組み合わせは強い選択肢です。どれか1つでも欠けるなら、まず月額制で生成AIに触ってみて、必要になってから戻ってくる順番のほうが安全だと思います。
本記事の金額・条件は2026年9月19日に、公式の料金ページ、リスキリング事業・専門実践・一般教育訓練の各給付金ページ、特定商取引法に基づく表記、会社概要、サービス利用約款(2026年4月7日〜適用)、受講生向けFAQで確認したものです。キャンペーンや制度の対象講座は入れ替わるため、申し込み前に必ず公式の最新情報をご確認ください。